レビュー
絶対に死なない人種、亜人が存在する
日本でも亜人が確認され、亜人の保護を名目に、政府や企業が様々な人体実験を行い、何度も亜人を殺害していた。
病気の妹を救うために研修医となった永井圭は、ある日、事故で死亡するが、直後生き返ったことで亜人と発覚し、国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。
そんな永井の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト【佐藤】が現れ、実験場から脱出を助けてもらうが、永井は佐藤の思想に共感できず決別する。
東京から人類を追い出し、亜人自治区を形成しようと企む佐藤と、亜人というだけで世間から追われながらも今後の生き方に葛藤する永井。
人はそれぞれ違う苦悩や過去を持っている。亜人か人類かの2択ではないが、いろんな能力や価値観を備えた人種で溢れている現代において、誰しもが亜人の要素を兼ね備えているのかもしれない。