レビュー
先月から見始めて、遅ればせながらハマってしまいましたが、
ラスト20分で、「今際の国とは?」という設定からSeason1, Season2で描かれてきた登場人物の過去まで綺麗に回収されていて、すごく良いドラマでした。
突如、誰もいなくなった東京の街で、「げぇむ」と呼ばれるデスゲームに参加していくアリスたち。EP3で、友人の死と引き換えにゲームクリアするも、罪悪感を抱え続けて無気力になってしまうアリスを見て、涙が止まらなくなりました。
そこから、ウサギに助けてもらい、生きる希望を取り戻し、げぇむや今際の国の秘密を探ろうと「ビーチ」に辿り着き、そこで、多くの仲間と出会うようになります。
しかし、そんな「ビーチ」がげぇむ会場に指定され、さらに内容が「少女を殺した魔女を見つけ出して火炙りにすること」。
アリス、ウサギ、チシヤ、クイナ、アン、ボーシヤ、アグニ・・・
それぞれが元の世界で抱えていた逆境や苦難の数々も次第に明らかになっていって、その人物描写でもグッとくるものがあり、特にEP7で、クイナがこれまで逃げてきた過去と向き合って闘うシーンにはグッときました。
そして、物語は「ねくすとすてぇじ」へ。
Season2では、難易度に使われるトランプが「絵札」のみになっており、Season1よりスケールアップ、スリリングアップした「げぇむ」が用意され、生き残った参加者を翻弄させます。
そしてSeason2ラスト20分は、
・登場人物の背景や想い
・今際の国の存在
など、15時間分のドラマの伏線がキレイに回収されていました。
今際=死に際の国で起きたデスゲームを通じて、「生きる意味」「生きる理由」について考えさせられた素敵なドラマでした。
最後にハートのクイーンが残したセリフでレビューを締めくくります。
「人生はゲームのようなもの。楽しみなさい。」
あらすじ
主人公・有栖良平(アリス)は、親友と共に突如無人の東京に取り残され、生き残るためにデスゲームへ強制参加させられる。ゲームはトランプのスートと数字で難易度や内容が示され、肉体戦の「スペード」、頭脳戦の「ダイヤ」、チーム戦の「クラブ」、心理戦の「ハート」に分類され、仲間と共に命懸けの戦いに挑む。
シーズン2では、さらに難易度の高い「絵札」のゲームに挑戦。クラブのキング・キューマらとの激戦を経て、アリスたちはこの異世界の真実に迫っていく。