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SNSと上手に向き合う秘訣|てかてん 著「SNS疲れはこれで解決」




てかてん 著「SNS疲れはこれで解決」

出版2020年6月26日

 4.0

要約・所感

利用者の50%弱の人がSNSに疲れ、そのうちの6割の人SNSの利用を辞めたり、アカウントを削除しているというデータがあるほど、 SNSを楽しめていない人は多いそうです。本来、SNSは楽しむものなのに、なぜSNS疲れを起こしてしまうのでしょうか。 本書の内容から、SNS疲れを起こさず、SNSを楽しむためのヒントを探りたいと思います。


SNS疲れを起こさないための対策

SNSで疲れてしまう一番の原因は、尽きることのない承認欲求が影響しています。 承認欲求を満たせば満たすほど周りに求めすぎてしまい、欲求不満の状態に陥り、 気付けばSNSを長時間利用して時間をムダにしてしまうことも少なくありません。 これは僕自身もよくあることなのですが、SNSの目的を見失うと簡単に時間をムダにしてしまいかねません。 この尽きることのない欲求をベースにビジネスが設計されているTwitterFacebook, Instagramが 今も成長していることからも承認欲求は無意識のうちに時間を占有してしまうことが自明なので、 自分の意思でコントロールする必要があります。そのためには、SNSを利用する「目的」と「時間」を決めることが大切だと本書では述べられています。

 
あなたにしか発信できない情報を届けよう

ところで、皆さんはインフルエンサーになりたいと思いますか?

SNSのタイムラインでは影響力の大きいインフルエンサーの投稿が流れてくるので、 インフルエンサーへの憧れを抱くのも無理はありません。しかし、彼らも初めから多くのフォロワーがいたわけではなく、 彼らの周りがインフルエンサーに仕立てて言った結果が、今のフォロワー数なのです。 一方で、影響力を持ってしまうと、細分化された1人1人のニーズに向き合うことはしづらくなります。

過去・好きなこと・趣味・得意なこと・考え方・クセ・価値観

これらのことがすべて一致する人はいません。あなたにとって当たり前のことでも、それを知りたい人はいますし、 あなたにとって恥ずかしい過去でも誰かにとっては勇気づけられるきっかけになるかもしれません。 自分が発信したいこと、自分の身の回りのことを投稿していくと、必ずその投稿を見てくれる人は存在するので、 その人に向けてSNSを更新していくことから始めてみてはいかがでしょうか。 そうすれば、SNSで疲れることもなくなっていくような気がします。

自分もコンテンツを見てくれる人のことを想像して、手紙を書くように発信し続けていこうと思います。

書籍紹介

SNS疲れはこれで解決


本書は、SNS疲れに悩む人々に向けて、その原因と対処法を紹介しています。40%以上の人がSNS疲れを感じており、その対策が必要です。第1章ではSNS疲れの概念を、第2章では8つの原因を、第3章では7つの対策を解説。第4章ではインフルエンサーにならない戦略、第5章ではファンマーケティングへのシフト、第6章ではSNSとの健全な付き合い方を提案しています。

  • 初版日:2020年6月26日
  • 著者:てかてん
  • 出版社:tekaten books
  • ジャンル:マーケティング

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