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石田 淳 著「まんがで身につく 続ける技術」
出版:2016年4月16日
要約・所感
最近、習慣化するにはどうしたらいいのかを考えることが増えて、行動科学(人はなぜその行動を取るのか)に興味が湧いてきました。 そんな時にこの本に出会って読み進めてみると、マンガなので一気に読むことができ、その上行動科学の基礎的な部分も網羅されているので、 いい習慣を持続するために必要なことが理解できました。詳細は以下で説明していきますね。
行動科学から見た良い習慣の身につけ方
まずこの本では「続けることに意思は必要ない」と断言してあります。 意思の力より行動が起こる条件(=環境)を整えるのが重要だということですね。行動は「先行行動」→「行動」→「結果条件」に分けることができ、 目標となる「ターゲット行動」を決めたら、「先行行動」を決めて、「結果条件」をモニタリングしながらフィードバックしていくことで、いい習慣が身についていくといいます。
さらに「ターゲット行動」は、不足行動か過剰行動に分けることができます。暴食やスマホ中毒など減らしたい行動は「過剰行動」、 読書や勉強、自己研鑽など増やしたい行動は「不足行動」に分類されます。不足行動を増やしていくためには、関連する行動を実施したり、動機を設けたり、手軽にできるようにしたりすることが大事で、 逆に過剰行動を減らすには関連する行動も避けたり、動機を遠ざけたり、手間のかかるようにしたりすることが大事です。
人は目標を決めると、その目標に対して必要だけど足りていない「不足行動」と、その目標達成には要らないが、快感や惰性で続けている「過剰行動」が見えてくるので、 不足行動を前後の行動も含めて設計し、過剰行動を避けるための環境を構築していかなければ習慣は持続しないとのこと。 僕も、日々の行動から見直して、目標を達成できるように日々の生活を改善していこうと思います。
Prime会員なら今のところ無料で読めるので、詳細が読みたい方は是非読んでみてくださいね。(2021年6月現在)