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池田 千恵 著「朝1時間ですべてが変わるモーニングルーティン」
出版:2020年4月10日
要約・所感
忙しくてやりたいことができない人に向けて、11年間朝活の研究をされてきた著者が、 朝1時間うまく使うことで解決できると提案する一冊です。
忙しさに溺れないために
まず本書では、忙しくてやりたいことができていないのは、相手に時間を使った残りを使おうとするからであり、 朝に1時間だけ確保すれば、その日は相手に時間を使うだけでなく、自分のやりたいことをする時間も確保できるといいます。
忙しさに埋もれずにやりたいことをやるためには、自分がどのような生き方がしたいのかを見つけておくことが大事で、 理想の生き方をするために『優先的に何をやらなければいけないのか』という優先順位をつけることが必要です。 その優先順位付けに最適なのが、朝の1時間というわけです。本書では、以下の2点について説明してあります。
朝の1時間の活用法
1:どうやったら朝の1時間を確保できるか
結論から言うと「睡眠と仕組み化」。著者が「START UP」の法則と名付けている、「Sleep(睡眠)」「TARget(成功状態の定義付け)」 「Time(朝の時間の自動化)」「backUP(松竹梅のプランを用意)」を意識することで、朝の1時間を確保していきます。
2:朝の1時間をどう使えばいいか
前半は1日のタスクの分類、後半は緊急でないが重要なこと(種まき)を行っていきます。 前半のタスク分類は、まず1日のタスクを思いつくまま書き出して、次に「緊急×重要(刈り取り)」「緊急でない×重要(種まき)」 「緊急×重要でない(間引き)」「緊急でない×重要でない(塩漬け)」に分類していきます。 この時、「緊急でない×重要(種まき)」に該当したタスクをさらに細かくして、取り掛かりやすくしておくのがポイントです。
ーー「朝を制するものが人生を制する」
朝の1時間を確保し、本当にやりたかったことに着手していくことで、 人生は良い方向に変えていけると思うので、僕も取り入れてみようと思います。
読書メモ
書籍紹介
朝1時間ですべてが変わるモーニングルーティン
早起きが苦手でも続けられる「モーニングルーティン」は、朝1時間だけ早起きして行うものです。最初の30分で1日のタスクを緊急度と重要度に基づき整理し、残りの30分で将来のための「種まき」を行います。これにより、1日のタスクをスムーズにこなせ、時間のストレスから解放され、自分の理想に近づけます。
- 初版日:2020年4月10日
- 著者:池田千恵
- 出版社:日本実業出版社
- ジャンル:ビジネス・経済