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小山 龍介 著「20代の未来改造計画」
出版:2013年4月11日
要約・所感
本書では20代後半の特徴に触れつつ、どう変化するべきかを言及されています。 僕自身は、5年前から自分の意思で決めて生きてきたので、本書後半に書かれている「人間らしく生きる」という部分が参考になりました。
20代後半の特徴
多まず20代後半の特徴としては、大きく分けて2つあります。 ひとつは他律(他人に決めて生きる)から自律(自分で決めて生きる)への転換、 もうひとつは未来の期待と今のギャップへの焦り。後者に関しては、遠回りでも伏線だと思って人生を楽しむのが大切だということです。
その特徴を踏まえて、20代後半ですべきことは「自分の時間を先に抑える」こと。 これまで他人から言われた予定でいっぱいだったカレンダーを見直し、例えば朝の時間や水曜日の夜など、 時間を先に決めて自分の時間を作ることが必須だといいます。自分の時間を作って新しいことに挑戦していると 【日々の充実感】【個人の成長】【居場所の確保】が達成できます。そして、自分らしく生きた先には、 次の行動を起こし、人間らしく生きることが望ましいといいます。
人間らしく生きるための行動とは
1:他者の課題の克服(解決)
課題は過去の自分を乗り越えるいい機会であり、課題を解決すれば、想定外の出来事に対処できるチカラが身につきます。
2:自己表現の拡大
ここでいう自己表現とは、コミュニティの中での個人の活動のことを指し、自己表現と能力は関係ないといいます。 自己表現により、コミュニティにメリットが出れば、本人も周りも居心地のいい空間ができます。
3:自分の哲学
他律のときの「教えてもらう」とは違って自律では、自分で改善しながら学んでいかなければなりません。 これを本書では「強化学習」と呼んでいるのですが、この強化学習の際に軸となるのが自分の哲学(自分の価値観)です。
これら三つのことにも共通していますが、人生を豊かに生きるコツは【日々の充実感】【個人の成長】【居場所の確保】の3つに集約されるのかもしれませんね。 僕もこの3つの秘訣を意識して、20代残りの3年を有意義に過ごそうと思います。
読書メモ