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助けを待っている人がいる【劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室レビュー】




劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室

2023年製作

 4.8

レビュー

2021年夏に、医療従事者へのリスペクトを込めて放送された連続ドラマ「Tokyo MER 走る救急救命室」が、劇場版となってスクリーンに帰ってきたので、観に行ってきました!

事故や災害の現場で、いち早く助けが必要な患者の命を救う救急救命の医療ドラマでありながら、都知事厚生労働大臣という政治の利権争いや、ひとりの医師としての成長も垣間見れる作品となっていて、個人的にものすごく好きなドラマのひとつです。

今回の舞台は、横浜のランドタワー。

ここでかつてない規模の爆発が起こり、都知事直轄のTokyoMERと厚労省直轄のYokohamaMERが、現場の救助にあたるなか、
命を優先する医師と、省庁の成果を優先する政治家との駆け引きもあって、終始、ハラハラドキドキさせられました。

「目の前で助けを必要としている人がいるから助ける」

簡単そうで、意外にできない純粋な想い。

このドラマや映画を見ると、自分のなかに眠るそんな思いが沸々と湧き上がってくるのを感じます。

あらすじ

都知事直轄の救命医療チームは大型車両のオペ室を持ち、事故や災害に急行する。横浜のランドマークタワーで大爆発が発生し、喜多見チーフドクターは直ちに現場への対応を主張するが、新たなエリートチーム【YOKOHAMA MER】の鴨居チーフと意見が対立。取り残された人々は絶体絶命の状態にあり、喜多見の再婚相手で妊娠後期の千晶も取り残される。過去に妹を失った喜多見は、再びの悲劇を避けるために奮闘する。これは、命を救うために立ち向かう医療従事者たちの勇気と絆の物語である。

作品情報

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室

tokyomer

  • 上映日:2023年4月28日
  • 製作国:日本
  • 上映時間:128分
  • ジャンル:本格救命医療ドラマ
  • 配給:東宝

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