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夢を持てば笑われて行動すれば叩かれる世界で声を上げることの尊さ【映画えんとつ町のプペルレビュー】




映画えんとつ町のプペル

2020年製作

 5.0

レビュー

父の紙芝居で教わった星の存在を誰よりも信じる少年ルビッチと、ハロウィンの日に現れたゴミ人間との出逢いが奇跡を起こす物語。遠く離れた中央銀行の支配が届かない土地(=えんとつ町)で独自の通貨を守ろうとして、外の世界が住人に知られることを極端に嫌がるレター様御一行。そんな反発に屈せず、星を見ようと立ち上がる2人と、違和感を覚えたまま過ごしてきた住人たちで、長い夜の最後を迎えることになります。

STUDIO 4℃の圧倒的3Dアニメーションと、総指揮を務める西野亮廣さんの脚本、西野さんを支援する一流アーティストによる劇中歌が最高でした。まだまだ認知が低い作品で、才能のあるクリエイター、アーティストが集まりにくい不利な状況の中、世の中にまだ認知されていない才能を発掘して、最高クオリティの映画になったのは、本当にすごいと思います。

ーーー夢を持てば笑われて、行動すれば叩かれる。そのため「目立たぬように」の大合唱。でも誰も分からないんだったら、動いてみないと始まらないじゃないか。

2021年何か挑戦する後押しになる、そんな作品だと思いました。

 

あらすじ

えんとつ町のプペル」は、信じる心と友情がテーマの物語。父の言葉を信じ、星を探すルビッチとプペルが冒険に出る。町の秘密とは、星や船の存在であり、互いを信じる力が障害を乗り越える。

作品情報

映画えんとつ町のプペル

  • 上映日:2020年12月25日
  • 製作国:日本
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:アニメ
  • 配給:東宝吉本興業