ケンフィーのレビューノート

映画やドラマ、書籍などのレビューを掲載中

ビジネス書ブームから5年経って箕輪さんが伝えたいこと|箕輪 厚介 著「かすり傷も痛かった」

★ 箕輪 厚介 著「かすり傷も痛かった」読了日:2024年8月26日 4.5 読書ノート 要約・所感 書籍情報 読書ノート 要約・所感 本書は、2018年に出版された「死ぬこと以外かすり傷」から5年が経って、箕輪さんが加筆修正する形で書かれた本です。2018年といえば…

ドイツと対比して浮かび上がる日本のスポーツ文化の課題|高松 平蔵 著「ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか」

★ 高松 平蔵 著「ドイツの学校にはなぜ「部活」がないのか」読了日:2024年8月16日 4.6 読書ノート 要約・所感 書籍情報 読書ノート 要約・所感 本書では、ドイツに在住している高松さんが、ドイツのスポーツの文化について日本と比較しながら書かれた本です…

前作よりヒートアップするスマホをきっかけにした殺人事件【「スマホを落としただけなのに2〜囚われの殺人鬼〜」レビュー】

★ スマホを落としただけなのに2〜囚われの殺人鬼2020年制作 3.6 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 長い黒髪の女性ばかりを狙った、連続殺人事件は、連続殺人鬼の浦野の逮捕で幕を閉じたかと思われたが、今作では新たな事件が発生し、前作で事件を追って…

スマホは個人情報の入り口【「スマホを落としただけなのに」レビュー】

★ スマホを落としただけなのに2018年製作 3.5 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー スマホをタクシーの中に置き忘れたことから、次々と情報がハッキングされていって、さらに、それが連続殺人とも関連があり、ハラハラドキドキする展開で、終始目が離せませ…

人類を核の脅威に導いた天才科学者の苦悩【オッペンハイマーレビュー】

★ オッペンハイマー2024年製作 3.8 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 「我々は世界を破壊した」第二次世界大戦中に発足した原子爆弾開発プロジェクト、通称〈マンハッタン計画〉のリーダーを務める、天才物理学者のオッペンハイマー氏。本作では、彼の人…

函館の歴史を巡る、お宝争奪ミステリー【名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)レビュー】

★ 名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)2024年製作 4.6 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 毎年楽しみにしている劇場版名探偵コナン。 今年は北海道函館市を舞台に、怪盗キッドと[お宝]を巡る争奪戦が展開されました。なぜ名刀を狙うのか? そ…

脱北のリアルを描いた衝撃のドキュメンタリー【ビヨンド・ユートピア脱北レビュー】

★ ビヨンド・ユートピア脱北2023年製作 5.0 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー これまで観てきたドキュメンタリー作品の何よりも衝撃的でした。というのも、日本でよく放送されているドキュメンタリー番組では、制作時間やコストの都合上、再現VTRがよく…

遺産相続の裏で解き明かされる8年前の真相【劇場版ミステリと言う勿れレビュー】

★ ミステリと言う勿れ2023年製作 4.8 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 遺産相続をかけた謎解きゲームの裏で解き明かされる狩集家の秘密と、8年の月日を隔てた親子の絆。狩集家の秘密が明らかになっていくシーンでは、点と点が繋がって、ミステリーの謎…

守り続けてきた過去が洋上に浮かび上がる【名探偵コナン黒鉄の魚影レビュー】

★ 名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)2023年製作 4.4 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 八丈島に開設された、ICPO管轄の全世界監視システム「パシフィック・ブイ」。今回の映画では、そのシステムで悪だくみを計画するジン、ウォッカたちは、そのシ…

助けを待っている人がいる【劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室レビュー】

★ 劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室2023年製作 4.8 レビュー あらすじ 作品情報 レビュー 2021年夏に、医療従事者へのリスペクトを込めて放送された連続ドラマ「Tokyo MER 走る救急救命室」が、劇場版となってスクリーンに帰ってきたので、観に行ってきました…